第24回 科学技術・学術審議会 研究計画・評価分科会原子力科学技術委員会 原子力研究開発・基盤・人材作業部会における和田委員発言内容
一般社団法人日本原子力産業協会
2025年1月22日開催の第24回原子力研究開発・基盤・人材作業部会において、当協会和田部長より委員として以下の発言を行いました。
（３）原子力人材、原子力イノベーションに係る最近の取組状況
昨年末に示された次期エネルギー基本計画（案）では、原子力の「最大限活用」が明記され、次世代革新炉の開発・設置についても記載されました。それらの実現のためには、原子力技術の担い手である人材の確保・育成が重要成功要因となると思います。
そのために、国際原子力人材育成イニシアティブ事業は重要な取組みと考えます。ご説明いただいた6ページですが、「原子力オープンキャンパス第２弾」には、173名という多数の高校生・高専生に参加いただいき、参加者へのアンケート結果では、原子力分野への関心が増したとの回答が90％以上であり、大変大きな成果であると思います。今後も継続的に開催していただければと思います。
また、7ページについて、令和7年度は、「すそ野拡大」を目的に公募を行うとのことですが、他学部・他学科の学生など、多様な人材が原子力産業に参加していただくことは非常に重要ですので、ぜひ良いプロジェクトが採択されることを期待しておりますとともに、2年後のポストANECの検討もお願いしたいと思います。
また、「すそ野拡大」のためにも、大学に入る前の初等中等教育の段階で、エネルギーや原子力に興味を持ってもらうことが大切だと思います。文科省には、ANECの枠組みに加えて、初等中等教育段階における原子力理解の増進のアプローチも進めていただきたいと思います。
以 上
＜参考＞
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu2/100/shiryo/1422932_00033.htm
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