福島第一1号機で屋根パネル取外しが開始、使用済み燃料プール対策進む
東京電力福島第一原子力発電所1号機で7月28日、建屋カバーの屋根パネル取り外しが始まった(=写真)。放射性物質を監視しているダストモニターや敷地境界に設置されたモニタリングポストに有意な変動は見られなかった。
1号機原子炉建屋は、水素爆発により上部が破損したため、放射性物質の飛散抑制を目的として2011年10月に建屋カバーが設置された。原子炉の安定冷却の継続により、放射性物質の放出量が減少してきたため、今後は、建屋カバーを解体の上、オペレーティングフロア上部のがれき撤去、使用済み燃料プールの調査を進め、燃料取り出しカバーや燃料取扱機を設置し、2020年度内の燃料取り出し開始を目指す。建屋カバー解体工事に当たっては、飛散抑制対策を着実に実施するとともに、安全第一に作業を行うこととしている。
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