米オバマ大統領:エネルギー省の原子力担当次官補にJ.コテック氏を指名
米国のB.オバマ大統領は10月2日、米エネルギー省(DOE)の原子力担当次官補としてJ.コテック原子力担当第一副次官補(=写真)を指名する考えを明らかにした。6月に退任したP.ライオンズ次官補の後任で、正式就任には上院の承認が必要となる。
コテック氏はイリノイ大学で理学修士号、メリーランド大学で経営学修士号を取得。米原子力学会(ANS)の理事や政策シンクタンクで原子力プログラム上級コンサルタントなどを務めた一方、DOEでも原子力局関係の職歴が長い。1999年から2003年までアルゴンヌ国立研究所の原子力技術課長だったほか、2010年から2012年まではDOEが設置した「米国の原子力の将来に関する有識者(ブルーリボン)委員会)」の事務局長として使用済み燃料と高レベル放射性廃棄物の処分対策審議に携わった。現職には今年1月に就任していた。