中国:CGNの防城港1号機が送電網に初併入
中国広核集団有限公司(CGN)は10月25日、広西省の防城港原子力発電所で建設中の1号機(PWR、108万kW)を午後5時過ぎに初めて送電網に接続したと発表した。同炉の各パラメーターは正常かつ安定した状態にあり、今後は負荷試験などの様々なテストを実施した上で定格出力による168時間の連続実証運転を行う計画。これらを無事にクリアすることにより、営業運転の開始条件が達成されることになる。同炉は、同じく建設中の2号機(PWR、108万kW)とともに同発電所Ⅰ期工事という位置付けで、設計は第2世代改良型の「CPR1000」を採用。2010年7月に正式着工した後、約5年間の建設作業を終えて今月13日に初臨界を達成していた。後続のⅡ期工事(3、4号機)はまだ計画中だが、第3世代の安全技術特性を有する中国の輸出用設計である「華龍一号」の採用が決定。これらはCGNが将来的に英国のブラッドウェルB原子力発電所として建設する「華龍一号」の参照プラントになることが決定している。