カザフスタン:天然ウラン供給契約をフランス電力(EDF)と締結
カザフスタンの国営原子力企業カザトムプロム社は11月6日、フランス電力(EDF)に天然ウラン精鉱4,500トンを2021年から2025年まで供給する契約を獲得したと発表した。カザフスタンはウラン生産量で2009年から世界第1位の座を維持する。一方、EDFはフランス国内の商業用PWR全58基を所有。10年前に始まった両者の連携は、今後長期的に続いていくとの見通しを示した。
今回の契約への調印は、カザフスタンのN.ナザルバエフ大統領がフランスを公式訪問したのに合わせて行われたが、正式に有効となるには、欧州原子力共同体・供給局の承認が必要になる。フランスでの滞在期間中、カザトムプロム社のA.ズマガリエフCEOはアレバ社のP.クノルCEOとも懇談し、共同プロジェクトの実施やさらなる協力について協議したとしている。