WANO:次期CEOにEDFエナジー社のP.プロゼスキー氏
世界原子力発電事業者協会(WANO)は11月20日、次期CEOとしてEDFエナジー社のピーター・プロゼスキー理事(=写真)を指名したと発表した。現職のK.エリスCEOの後任として2016年1月1日付けで正式に就任する。南アフリカ共和国出身のプロゼスキー氏は、ケープタウン大で電気工学の学士号、ロンドン大で原子炉科学工学の修士号、南アのステレンブーシュ大で経営管理の学位を取得。発電事業分野では38年間もの経験を持ち、1979年に南アフリカ電力公社(ESKOM)でのキャリアをスタートした。同社では南ア唯一の原子力発電所であるクバーグ発電所で様々な業務を経験したのに加え、1989年からは長期研修休暇で台湾電力の原子力部門に所属。管理技術と発電所の操業を学んだ。ESKOMに復帰してからはクバーグ発電所のプラント・マネージャーやサイト副所長を歴任。2005年からブリティッシュ・エナジー社(現・EDFエナジー社)でサイズウェルB、トーネス、ヘイシャムBの各原子力発電所を監督する首席原子力管理官やサプライチェーン・停止期間管理部長などを務めた後、2013年から現職である継続的改善・運転支援担当理事に就任していた。