カザフ:2015年のウラン生産量で世界第1位を維持

2016年1月25日

 カザフスタンの国営原子力企業であるカザトムプロム社は1月18日、同国による2015年中のウラン生産量が合計23,800トン以上にのぼり、このうち13,000トンが同社および子会社による生産だったことを明らかにした。確認済みのウラン資源埋蔵量ではオーストラリアが1位だが、カザフは2009年に生産量でこれまで第1位だったカナダを抜き、それ以降はトップ生産国としての立場を維持。2015年の生産量は前年実績に比べて971トンの増加となった。

 なお、カザフがロシアとの折半出資で設立した「ウラン濃縮センター」では、2015年に5,100トンSWUの濃縮ウランを生産したとしている。