トルコ・ロシア:初の原発建設計画に向け、両国首脳が協力で合意
ロシアの総合原子力企業であるロスアトム社は5月18日、トルコ初の原子力発電所建設計画について、すでにロシアの原子力建設輸出企業であるアトムストロイエクスポルト(ASE)社らが建設に参加する準備は整っていると発表した。この発表は、16日にロシアのV・プーチン首相がトルコとの国境に近いクラスノダール州ソチ市でトルコのR・エルドアン首相と懇談した際の共同記者会見に基づいて出された(=写真)。
ロスアトム社によると、トルコは昨年3月に同国初の原子力発電所建設で国際入札の実施を発表。13社が参加申請したものの、ロシアとトルコの企業連合(ASE社、インターRAOUES社、およびトルコの提携企業)のみが最終協議の有資格者となった。ASE社は120万kW級VVERである「AES2006」の四基の建設を提案している。