IAEA次期事務局長候補が抱負を表明

2009年6月8日

 国際原子力機関(IAEA)の理事会は5月26日に全加盟国公開の非公式会合を開催し、次期事務局長候補者5名が意思表明演説を行った(=写真)。

 今年11月末に任期満了で退任するM・エルバラダイ事務局長の後任として、五か国の政府の任命により、日本の天野之弥在ウィーン代表部大使のほか、南アフリカ共和国のA・ミンティIAEA理事、ベルギーのJ?P・ポンスレ元副首相、スロベニアのE・ペトリッチ元IAEA理事会議長、およびスペインのL・エチャバリ経済協力開発機構・原子力機関(OECD/NEA)事務局長が立候補の届け出済みだ。

 次回は今月9日に理事国による非公開の会合が予定されており、ここでは拘束力のない無記名の調査投票を実施。正式な投票は、6月末から7月初頭にかけて実施する可能性が高いとしている。

IAEA次期事務局長候補が抱負を表明