昨年の入札結果をキャンセル トルコ・アックユの初号機で
トルコのエネルギー天然資源相は12月1日、同国初の原子力発電所建設を計画していたトルコ電力公社(TETAS)が、昨年実施した国際入札を11月下旬にキャンセルしていたことを明らかにした。同相はトルコ政府があくまでも原子力発電所建設計画を堅持するとの見解を表明。T・エルドゥアン首相も9日、訪米先の会合で、「7?8年後にはわが国でも原子力エネルギーの利用が始まる」と公言している。非公式には、エネルギー省はすでに、地中海沿岸・アックユでの初号機建設で再入札の実施準備を始めているほか、別サイトの黒海沿岸・シノップにおける建設計画についても来年第1四半期に入札を計画中だと伝えられている。