開発チームにブイグ社 仏の第4世代高速炉開発

2012年7月13日

仏原子力・代替エネルギー庁(CEA)は6月26日、第4世代の新型ナトリウム冷却高速炉(ASTRID)の開発に仏国大手ゼネコンのブイグ建設が土木エンジニアリング設計で参加することになったと発表した。すでに仏国内外の原子力関係企業8社が協力する研究開発チームにブイグ社を加え、高速炉技術の完全な成熟を目指す官民の取り組みが加速されることになる。


CEAは1950年代に高速炉開発に着手。高速増殖炉原型炉フェニックスおよび実証炉スーパーフェニックスで得られた経験を元に、ナトリウム冷却による高速炉の基準炉と位置付けたASTRIDをエネルギーの供給保証および自給のみならずウラン資源の有効活用とプルトニウムの多重リサイクル、高レベル廃棄物の燃焼・減容などに役立てる考えだ。


<後略>


ASTRIDの構造図

開発チームにブイグ社 仏の第4世代高速炉開発