ブルガリア 財政計画の再構築へ 独社、ベレネ計画から撤退
ブルガリア政府は10月28日、ベレネ原子力発電所建設計画への出資を約束していたドイツのRWE社が、同プロジェクトからの撤退を通達してきたことを明らかにした。工事が中断した90年以来、昨年1月に約20年ぶりに建設再開が決まった同計画だが、新政権による大型プロジェクト見直しにより、早くも先行きは不透明な状況。今後は資金調達構造を再構築するためのコンサルタント選定が焦点となっている。
(写真は、現在、ブルガリアで唯一稼働するコズロドイ原発。欧州連合加盟の条件として閉鎖された1?4号機の廃止措置用として、ECは10月27日、2013年まで3億ユーロの財政支援延長を決めた)