英デコミ機構 MOX製造工場で 既存契約遂行のため 操業の継続決定

2009年11月13日

 英国の原子力デコミッショニング機構(NDA)は10月27日、稼働率の低いセラフィールドMOX燃料工場(SMP)の処遇についてレビューした結果、現段階では既存の燃料製造契約を完了するために操業を継続するとの判断を下した。
 SMPは2002年に操業を開始。今年は欧州から請け負った既契約のMOX燃料集合体を製造しているが、エンジニアリングおよび技術上の問題により、設計上の生産能力である年間120トン(重金属換算)を達成したことはない。


 


(写真はセラフィールドMOX燃料工場(SMP)。SMPでは過去数か月の間に、欧州の顧客向け燃料集合体8体を製造した)

英デコミ機構 MOX製造工場で 既存契約遂行のため 操業の継続決定