加原子力安全委 ブルース発電所 認可更新と再起動を承認
カナダ原子力安全委員会(CNSC)は10月30日、ブルースA(80.5万kWのCANDU炉4基)およびB原子力発電所(84万kWのCANDU炉4基)の運転認可更新を決定するとともに、90年代半ばから改修のため長期停止中の同A発電所1、2号機については燃料の装荷と再起動を認める判断を下した。
両発電所の運転会社であるブルース・パワー(BP)社は今年7月、オンタリオ州内で進めていたブルース発電所増設計画とハルディナンド郡ナンティコックでの新規建設計画の申請をCNSCから取り下げており、経済性など様々なオプションを考慮した結果、しばらくは既存原子炉の改修により州内の電力需要を賄っていくものと見られている。