ロシア 大統領が次世代炉の生産を明言
ロシアのD・メドベージェフ大統領は12日、一般教書演説の中で、2014年までに同国が次世代原子炉と新型原子燃料を生産していく方針であると発表した。
同大統領の演説は、国営企業の民営化など同国の近代化政策に焦点を当てたもので、原子力開発計画に関しては「近代化プロジェクトの中で別個の扱いになっていた」と指摘。他分野も含めた戦略的な情報技術の開発という優先政策の一環として、今後5年以内に新たな原子炉の設計も始めると明言しており、ロシア国内のみならず諸外国の原子力市場の需要にも応えられる次世代原子炉と新しい燃料を生産していくとの考えを強調した。