米CPS社 STP原発建設で 建設見積り経費を再交渉
米国のCPSエナジー社は16日、サウステキサスプロジェクト(STP)原子力発電所3、4号機建設計画の経費が、当初見積りより40億ドル超過したとされる件について主契約者の東芝、および建設請負業者であるフルアー社などと協議した結果、これよりも安い価格を12月31日までに提示することで合意したと発表した。
CPS社は米テキサス州サンアントニオ市の公営電力会社で、3年に及んだ電力調達オプション調査の結果、「燃料費が比較的安価でCO2を出さない原子力が最も適切」との結論に達し、STP発電所を一部所有するNRG社の3、4号機建設計画への参加を決めた。6月末時点での見積り価格は135万kWのABWR2基で100億ドル、資金調達コストを含めても130億ドル。
(写真は、サウステキサスプロジェクト原子力発電所)