ヨルダン 研究炉の建設で韓国を選定

2009年12月17日

 ヨルダン原子力委員会(JAEC)は3日、同国初の研究炉を建設するため、韓国の企業連合を建設業者に選定した。
 この研究炉は、ヨルダンの医療用放射性同位体生産のほか、アカバ近郊で計画している発電炉のための原子力エンジニアや研究者の訓練用に建設するものと見られる。アルゼンチンのINVAP社、中国核工業総公司(CNNC)、ロシアのアトムストロイエクスポルト(ASE)社を交えた競争入札の結果、韓国原子力研究所(KAERI)と大宇建設の連合が来年から首都アンマンの北70kmのラムサ市近郊にあるヨルダン科学技術大学(JUST)で出力五MWの新型高中性子束応用炉(HANARO)の建設を開始し、2014年の完成を目指すことになった。契約総額は約2000億ウォン(約1億7300万?)と伝えられており、来年3月に正式調印される。