中国 寧徳3号機でコンクリ打設

2010年1月20日

 中国の広東原子力発電グループ(CGNPC)は8日、福建省の寧徳原子力発電所建設サイトで3号機(PWR、108万kW)の原子炉系統設備のコンクリート打設を実施するとともに、プロジェクト会社である寧徳原子力発電公司ほか関連企業の代表者や作業員500名を集めた起工式を開催した。
 台湾の対岸に位置する同発電所サイトでは、2008年2月に1号機が着工、同2号機は同年11月に建設が始まった。仏国の技術をベースに中国が開発した100万kW級PWRであるCPR1000により、合計約600万kWの設備を設置予定。国務院は3号機の着工と同時に4号機の建設計画を承認しており、今年7月にも最初の4基すべてについて、2012年?15年の完成を目指した建設作業が進められることになる。


 


(写真は、寧徳3の起工式(ⓒCGNPC)) 

中国 寧徳3号機でコンクリ打設