トルコ 原発建設で改めて露と協力へ
トルコのT・エルドゥアン首相は13日、同国初の原子力発電所建設計画について、改めてロシアと協力するための交渉を進めていることを示唆した。
これはロシアを公式訪問していた同首相が、ロシアのV・プーチン首相との共同記者会見の席で明らかにしたもの。トルコは昨年11月、2008年に実施した国際入札の結果をキャンセルし、唯一応札したロシアのアトムストロイエクスポルト(ASE)社との交渉は白紙に戻っていた。
エルドゥアン首相によると、建設計画については今後、二国間の直接的な合意に基づいて進めると判断。「現在、トルコとロシア両国の関係省庁を交えた協議が最終段階で進行し、間もなく締結されることになる」と述べた。トルコのエネルギー相も19日、法の適用を受けない二国間の合意文書を政府が準備し、批准のために国会に提出する予定だと発表している。