米オバマ大統領の2011会計年度・予算教書 原発建設 融資保証枠を3倍に

2010年2月9日

 米国のB・オバマ大統領は1日、2011会計年度(2010年10月?11年9月)の予算教書を発表し、新規原子炉建設支援のための政府融資保証額として10年度予算の三倍近い545億ドルを議会に提案する一方、ユッカマウンテンでの使用済み燃料処分場建設計画はゼロ予算に設定したことを明らかにした。同大統領が理想とする再生可能エネルギーだけでは、現実的に地球温暖化防止のための十分な効果が得られないことから、一般教書では苦渋の決断として原子力がクリーン・エネルギーの一つであることを強調。「安全かつクリーンな次世代原子炉の建設推進」を明確に打ち出したように、予算措置においても現実的な支援策を講じている。


 インタビューに答えるオバマ大統領(=写真左


 

米オバマ大統領の2011会計年度・予算教書 原発建設 融資保証枠を3倍に