スペインの中間貯蔵施設 13市町村が誘致表明
スペインの通商産業・観光省は3日、国内の原子力発電所から出る使用済み燃料および再処理からの返還高レベル放射性廃棄物(HLW)の集中中間貯蔵施設(ATC=イメージ図)建設で、国内の13市町村から誘致の申し出があったと発表した。
脱原子力政策を堅持するスペインでは現在、新規原子炉の建設は禁止されているが、既設原子炉8基からの廃棄物は最終的な管理方策が決定するまでの間、ATCで保管する方針。使用済み燃料は直接処分が基本方針だが、閉鎖したガス炉の使用済み燃料だけは仏国に再処理に出ていた。