リトアニア 意識調査で7割が原子力支持

2010年3月17日

 リトアニア原子力発電安全検査局(VATESI)はこのほど、同国民の原子力に対する意識調査結果を公表し、73%が原子力発電所の安全な運転は可能であると回答したことを明らかにした。


 同国は昨年末、総電力需要の約7割を賄っていた唯一の原子炉であるイグナリナ原子力発電所2号機(136万kW、RBMK)を閉鎖。欧州連合(EU)に加盟する際に課されていた条件を忠実に守った。VATESIではこれに先立つ昨年10月?11月、世論調査会社のバルチック社に依頼し、15歳?74歳までの国民1000名を対象に原子力発電や廃棄物に対する認識を調査。2006年10月に欧州委員会(EC)のユーロバロメータ社が実施した調査の結果と比較した。