露、インドに16基建設 露印の協力ロードマップ
ロシアとインドは12日、原子力平和利用分野で2種類の協力合意文書に調印し、インドの3つのサイトで今後新たに最大16基のロシア製原子炉を建設するなど、大規模な原子力協力のためのロード・マップにより両国の連携を一層深めていくことになった。
原子力供給国グループ(NSG)によるインドへの原子力機器・禁輸は、米国の努力で2008年に解除されたが、ロシアはそれ以前の旧ソ連時代から同国への原子炉輸出で合意。こうした経緯から原子力分野におけるインドのロシアに対する信頼は厚く、「書類のみで協力を提案してくるその他の国と比較しても、提案内容が実証的なロシアは圧倒的に別格扱い」とも伝えられており、今後のインド市場においてロシアの優位が揺るがない可能性は高い。
(写真は露印両国の首脳会談)