GE日立 イタリアの団体と協力へ 次世代BWRの売込み
GE日立ニュークリア社(GEH)は9日、脱原子力政策から転換したイタリアからの原子炉受注を目指し、同国のエナジー・ラボ財団との協力合意書に署名した。
イタリアでは昨年8月、仏電力(EDF)が同国でのEPR建設を実現するために、いち早くイタリア電力公社(ENEL)と合弁企業を設立したほか、AP1000の開発で同国のアンサルド社と20年来の協力関係を維持するウェスチングハウス社は、昨年9月に同国のS.スカイヨーラ経済開発相を米ピッツバーグの本部に招聘。GEH社も今後、同社製ABWRおよびESBWR(高経済性・単純化沸騰水型原子炉)を同国に建設する可能性について探っていくとしている。