二国間協定に向け準備 米国とベトナムが覚書締結
米国とベトナムは3月30日、民生用原子力利用分野における協力覚書(MOU)を締結し、安全保障の最大化と核拡散リスクの最小化を図るという共通の目標に向けた協力の推進で合意した。
この覚書には、米国のM.ミハラク駐越大使とベトナム科学技術省のL.ティエン副大臣が調印。将来、米国の原子力企業がベトナムの原子力市場に参入するなど、両国の協力を実質的に進展させる法的枠組みとなる二国間の原子力平和利用協力協定締結に向けて両国政府が交渉していく足がかりとなる。
(写真は米国のミハラク駐越大使(=右)とベトナムのティエン科学技術副大臣)