クウェート、サウジアラビア 中東で原子力導入の動き
クウェートは16日、原子力平和利用に関する仏国との協力協定に調印した。
今年1月、同分野の協力に関して両国が仮調印した取り決めに基づくもので、水資源の97%を海水淡水化に依存するクウェートに、仏国が今後、原子力による効率的な脱塩および電力を提供していく枠組みとなる。防衛分野などですでに協力関係にある両国は今後、戦略的パートナーとしての協力を一層、促進・強化する方針だ。原子力分野で仏国側は、EPR(欧州加圧水型炉)と核燃料、および再処理を含めた関連サービス一式を提供する用意があるとしている。