カナダの使用済み燃料処分 最終処分場のサイト選定手続き開始

2010年6月22日

カナダにおける高レベル放射性廃棄物(HLW)処分の実施主体である核燃料廃棄物管理機関(NWMO)は5月31日、使用済み燃料の深地層処分場のサイト選定手続きを開始すると発表した。2007年6月に「適応性のある段階的管理(APM)」を使用済み燃料を長期管理する連邦政府の最終方針として決定して以来、NWMOは約2年間にわたって、これに関する国民および関係団体らの意見を聴取。それらを元に、処分場受入れ意思のある地方自治体を適切かつ公正に選定するプロセスが完成したことから、いよいよAPMの具体的な活動を実施するとしている。

カナダの使用済み燃料処分 最終処分場のサイト選定手続き開始