GE日立 原発建設支援で ポーランド企業と提携

2010年6月22日

GE日立ニュークリア・エナジー(GEH)社は5月27日、ポーランド初の原子力発電所建設計画を支援するため、同国の大手エンジニアリング・サービス企業であるSNCラバリン・ポルスカ社と提携する了解覚書(MOU)に調印した。同国が2サイトで計画している合計4基の原子炉受注に備え、同国内での機器サプライ・チェーン強化など、事業基盤を整える考えだ。


ポーランドでは現在、原子力プロジェクトの実施主体となるポーランド・エネルギーグループ(PGE)が2020年の初号機運開を目指してパートナー企業を募集中。炉型に関しては、昨年11月に仏電力(EDF)と、今年3月にGEH社、同4月にウェスチングハウス社とそれぞれ、協力覚書を調印していることから、EPR、ABWR、ESBWR、AP1000の中から採用すると見られている。