オランダ ペッテン炉がRI生産を再開
オランダで医療用放射性同位体(RI)を製造する「原子力研究コンサルタント・グループ(NRG)」は9日、今年2月からペッテンで修理中だった高中性子束炉(=写真)(HFR、熱出力4.5万kW)が運転に復帰し、RIの生産も再開したと発表した。
8月にカナダ原子力公社(AECL)のNRU炉が運転を再開したのに続き、欧州のRI需要の6割、世界需要の3割を賄うHFRが復帰したことにより、医療診断やガン治療、疼痛管理に使われる医療用RIの供給も不足状態を脱する見通しだ。