南アの2030年までの電力供給計画 原子炉6基、新設を計画
南アフリカ共和国のエネルギー省は7日、今後20年間の電力供給計画となる「統合資源計画(IRP)2010」の案文を公表し、パブリックコメントに付した。2030年までに国内の電力需要が倍増することを想定し、原子力と再生可能エネルギーへの比重を大幅に高める内容。2023年から30年にかけて6基の新規原子力発電所を運開させるとしており、今後、これらについて国際入札が実施されると見られる。この関係で同国は、9日付けで韓国と原子力協力協定を締結したほか、中国とも同様の協定を締結する見通し。また、同入札にはすでに、ウェスチングハウス(WH)社も関心を示したと伝えられている。
韓国の李大統領と南アのモトランテ副大統領(© 南ア政府)