米コンステレーション社 原子炉建設計画から撤退
米国で30年ぶりとなる原子炉新設計画の1つを進めていたコンステレーション・エナジー社は8日、米政府の融資保証を受ける際に提示された諸条件が実行不可能だとして、同建設計画から撤退する旨、米エネルギー省(DOE)に通達した。
近年の経済危機による建設費の高騰や天然ガス価格の下落など、新設に伴う財政リスクは再び高まりつつあり、ようやく具体的な形を見せ始めた原子力ルネッサンスに冷水を浴びせないためにも、同制度の適用に何らか改善策を取ることが求められている。