東芝 トルコの新設計画に協力提案
トルコのエネルギー天然資源省(ETKB)は7日、同国の原子力発電所計画について、日本政府と東芝から原子炉の建設を含めた広範囲な協力提案があったと発表した。
駐トルコ日本大使館の田中信明特命全権大使と東芝の関係者が首都アンカラでETKBのT.ユルドゥズ大臣と会見し、日本の経済産業相からの書簡を手渡して伝えた。同国では黒海沿岸シノップと地中海沿岸のアックユで原子炉の建設を計画。3つめの計画がまだないことから、同大臣は東芝の提案対象をシノップと捉えた上で、ETKBは今年6月、同事業の事前準備等の協力で韓国知識経済省と了解覚書(MOU)に調印しており、韓国側と協議を終えるまで明確な回答はできないとしている。
駐トルコ田中特命全権大使(=中央)とユルドゥズ大臣(=左)(© トルコ政府)