英政府が国家計画声明書案を改訂 新設候補地、8か所に

2010年11月5日

 英国のエネルギー・気候変動省(DECC)は18日、5月に発足した新政権による改訂版の「国家計画声明書(NPS)案」を国会で公表し、改訂前のNPSで潜在的な新規原子力発電所建設サイトとして掲載されていた10か所のうち8か所を、2025年までに新規の発電設備が設置可能な候補地として再確認した。新設計画に公的な補助金を一切出さないという政府のスタンスも改めて明記されたが、計画全体の実現が危惧されるほど大きな変更がなかったことから産業界では胸をなで下ろしている。