放射性物質輸送の国際シンポ PATRAM2010が英国で開催

2010年11月12日

「第16回放射性物質輸送容器および輸送に関する国際シンポジウム(パトラム2010)」が、10月3日から8日まで英国ロンドンの国際海事機関(?MO)本部で開催された。


パトラムとは、放射性物質輸送に関わる各国の許認可当局、産業界、研究組織等の専門家が一堂に会し、輸送容器と輸送についての情報交換を行う、放射性物質輸送関連では最大の国際会合であり、1965年に米国アルバカーキーでの第1回会合以来3年ごとに開催されている。1992年には日本(横浜)で開催された。


今回の会合は、英国運輸省主催、国際原子力機関、国際海事機関および世界原子力輸送協会の協賛で行われ、参加者約750名、発表論文約400件と、これまでで最大の規模となった。日本も従来どおり、開催準備段階から積極的に関与しており、関係機関・電力・メーカー等約70名が参加した。


パトラムで講演する三枝利有氏

放射性物質輸送の国際シンポ PATRAM2010が英国で開催