仏アレバ社が中国の2社とサイクル分野で大型契約

2010年11月12日

仏アレバ社は4日、中国核工業集団公司(CNNC)および中国広東核電集団有限公司(CGNPC)と、燃料供給と使用済み燃料のリサイクル、および燃料棒部品の製造企業設立など3件の大型契約を締結した。


中国の胡錦濤国家主席のパリ公式訪問に合わせて、両国の国家元首立ち会いの下で調印したもの。大規模な原子力開発を進める中国は燃料サイクルの確立も視野に入れており、先月もベルギーとMOX燃料製造施設の建設で協力枠組み協定に調印した。国内ではすでに、甘粛省蘭州で440キログラム(重金属換算)/日の再処理パイロットプラントを調整・試験中のほか、20年に商業用再処理施設の操業開始を目指しているという。


アレバ社のA.ローベルジョンCEO(=右)とCNNCの孫勤総経理

仏アレバ社が中国の2社とサイクル分野で大型契約