仏アレバ社 ジョルジュ・ベスIIにウラン搬入

2011年1月6日

仏アレバ社が2006年にトリカスタンで着工したジョルジュ・ベス?遠心分離濃縮工場(=写真)で、12月14日に最初のウラン原料コンテナーが搬入された。開業式には14か国から100名以上の顧客が出席し、総工費30億ユーロの大型建設プロジェクトが決定的な段階に達したことを見届けた。


同工場を構成する南北2つのユニットのうち、先行建設中の南ユニットでは昨年5月に最初の遠心分離カスケードが始動。今回、実質的に操業開始されることになった。09年初頭に遅れて着工した北ユニットでも、今年中に最初のカスケードを始動する予定で、南北両方のユニットが操業を開始すれば、16年にも2年前倒しでフル容量の年間7500トンSWUに到達する見通し。最終的にはさらに1ユニットを増設し、1万1000トンSWUの容量を目指す計画だ。

仏アレバ社 ジョルジュ・ベスIIにウラン搬入