土木工事で3社が入札 ルーマニアのチェルナボーダ3、4計画
ルーマニアの経済・通商・ビジネス省は19日、チェルナボーダ原子力発電所3、4号機完成計画の土木建築工事について、3つのエンジニアリング企業連合から入札の意思確認文書(LOI)を受け取ったと発表した。
出力72万kWのCANDU炉2基を完成させる同計画で、管理会社のエネルゴニュークリア社は昨年9月に入札手続きを開始。今後、評価委員会による審査など、受注企業選定までの一連の作業を今年から12年の前半にかけて行う。一方、エネルゴニュークリア社に出資していた欧州企業のうち、4社が20日までに同計画からの撤退を表明しており、今後の資金調達に影響が出ることは避けられない状勢だ。
チェルナボーダ1、2号機