WH社の対中協力 AP1000用 燃料製造機器を供給へ
ウェスチングハウス(WH)社は18日、中国核工業集団公司(CNNC)傘下の包頭核燃料会社(CBNF)に対してAP1000用核燃料の製造機器を供給する契約を結んだ。
中国では現在、三門と海陽の両原子力発電所でWH社製AP1000を各2基建設中だが、建設契約で保証されている分以外の燃料を製造するため、CNNCは内モンゴル自治区の包頭で2015年の生産開始を目指して専用燃料の生産ラインの建設を進めている。今回の契約によりWH社は、本拠地のあるペンシルベニア州など同社の供給業者が米国内の6州で設計製造した燃料製造機器を同ラインに設置。契約総額は3500万ドルとなっている。
米ペンシルベニア州にあるWH社の特殊金属工場。
ジルカロイ製被覆冠など、様々な種類の燃料集合体用の
管製品を製造している。