多目的研究炉を共同開発 ブラジルとアルゼンチン 協力強化

2011年2月14日

ブラジルとアルゼンチン両国は1月31日、2基の多目的研究炉を共同開発することで合意に達した。


ブラジルのD.ルセフ大統領(=写真左)がアルゼンチンのフェルナンデス大統領(=写真右)を公式訪問した際、両国それぞれの原子力委員会であるCNENとCNEAが具体的に実施協力していくとして、両国の担当大臣が合意文書に署名したもの。放射性同位体の生産や燃料および放射性物質の照射試験、中性子線の研究など多目的に利用するとしているが、炉型や立地サイト、建設スケジュールなどの詳細は明らかにしていない。

多目的研究炉を共同開発 ブラジルとアルゼンチン 協力強化