新設計画の関連業務で入札 ポーランド

2011年2月14日

ポーランド初の原子力発電所建設計画を主導している国有のポーランド・エネルギー・グループ(PGE)は5日、同計画のエンジニアリング・サービスなど2件の公共事業契約で合計約13億7000万ズロチ(4億8000万ドル)の入札を実施した。


2サイトそれぞれに計300万kWの原子力発電設備を建設する同計画の投資実施スケジュールに沿って行われるもので、欧州連合の公式広報誌に関係情報が掲載された。


1件目はPGEにテクニカル・アドバイザーとして支援サービスを提供する業務で、10年間の契約総額は12億5000万ズロチ(4億3750万ドル)。具体的な項目は、(1)投資の準備と実行、適切なスタッフと知識および管理システムの提供(2)許認可の手続き(3)安全品質管理プログラムの開発と実施(4)現在進行中の原子炉メーカー選定・契約手続きの支援(5)原子力発電所の試験、起動プランの準備(6)サイト・インフラの建設(7)プロセス管理全般――などだ。