インド 原子炉の耐久性審査実施を指示
中国と並んで大規模な原子力開発計画を進めているインドのM.シン首相は14日に声明を発表し、国内で稼働する原子炉全20基(試運転中の1基含む)について、すべての安全系の技術審査、特に津波や地震など大規模な自然災害に対する耐久性を緊急に審査するよう関係省庁に指示したことを明らかにした。
声明の中で首相はまず、20基中18基までが同国の自主開発による加圧重水炉である点を強調。タラプールで稼働する残りの2基は福島第一原発と同じくGE社製BWRであるが、これらの安全審査は最近、完了したばかりであるとした。
在印日本大使館で日本の地震被災者への弔慰登録するインドのシン首相