ロシアの世論調査 40%が原子炉の削減を希望

2011年4月8日

福島第一原発事故後にロシアの世論調査機関が実施した原子力関連の世論調査で、回答者の3分の2が「ロシアの環境に何らかの悪影響が及ぶ」との怖れを抱いていることが明らかになった。


また、原子炉の削減を求める国民の割合が昨年調査から26ポイント増の40%に跳ね上がるなど、28基・約6600万kWの原子力設備を有し、半世紀以上の利用実績があるロシアでも、その安全性に対する懸念は急速に高まっている。


ロシアの大手市場調査および世論研究企業である世論調査研究センター(VCIOM)が3月26日から2日間、46地方の138区域在住の国民(18歳以上)1600人を対象に行った調査では、主に福島第一原発事故に関する認識について質問した。

ロシアの世論調査 40%が原子炉の削減を希望