米NRG社 STP増設計画で 投資打ち切りを決定
米国でサウステキサス・プロジェクト(STP)原子力発電所(=写真)3、4号機の増設計画を進めていたNRG社は19日、同計画への今後の投資を打ち切ると発表した。
福島第一原発事故により、東京電力が約束していた出資参加が期待できなくなったほか、規制当局による安全基準見直しの動きなどが原因と見られている。
同計画では2009年2月に、東芝がEPC(設計・調達・建設)契約を受注、日本企業として初めて海外から請け負った新設計画となるはずだった。今後はプロジェクト企業に一部出資している同社が建設・運転一括認可(COL)取得のための経費を継続負担するが、計画再生の見通しは立っていない。