三菱重工の米国法人 米にエンジニアリング拠点 US−APWR用の機器供給

2011年6月10日

三菱重工業(MHI)100%出資の米国現地法人である三菱ニュークリア・エナジー・システムズ(MNES)社は5月31日、原子炉の新設と既存原発の取替用大型機器供給で米国市場での事業を拡大するため、ノースカロライナ州シャーロットに新たなエンジニアリング・センターを設立すると発表した。


同社が米国市場向けに開発したUS‐APWR設計(第3世代+の改良型PWR)は、ルミナント社のコマンチェピーク3、4号機建設計画とドミニオン社のノースアナ3号機計画に採用が決定済み。米原子力規制委員会による設計認証も2013年に発給が見込まれることから、US‐APWR用機器を現地で調整・供給できる体制を万全に整える考えだ。


US−APWRの概念図

三菱重工の米国法人 米にエンジニアリング拠点 US−APWR用の機器供給