英政府、電力市場改革で白書 炭素取引下限価格を設定へ

2011年7月21日

英国エネルギー・気候変動省(DECC)のC.ヒューン大臣は12日、電力市場改革に関する白書を公表した。低炭素で潤沢な電力の供給を将来も安定的に保証していくため、炭素取引下限価格の設定と言った提案を盛り込んでおり、投資家に対して低炭素発電技術への投資を一層魅力的なものとし、十分な発電設備を確保していく考えだ。


今後はこれら一括提案における主要項目を来年5月に始まる議会で法制化し、最初の低炭素プロジェクトが2014年にも恩恵を被れるよう、13年春の議会会期末にまでに法令集に掲載。新システムが施行されるまでに投資に空白が生じないよう、効果的な移行準備を取るとしている。