英国の新設計画、本格始動 地元が事前作業を許可
EDFエナジー社が2基の欧州加圧水型炉(EPR)建設を計画している英国イングランド地方南西部・西サマセット地区の議会は7月28日、同地区内のヒンクリーポイントCサイトにおける事前準備作業の実施を許可した。
7月12日に政府が電力市場改革に関する白書を公表したのに続き、18日に議会が原子力に関する国家政策声明書(NPS)を承認したのを受けたもの。これにより、EDFエナジー社、および同社と合弁事業を組んでいるセントリカ社は、29日付けで「原子力サイト許可」を原子力規制機関(ONR)に申請するとともに、「環境認可」申請書を環境庁に提出。過去20年間で初めて、英国の原子力発電所新設計画が動き出すことになった。
ヒンクリーポイント建設予定地