中国 嶺澳II-2が営業運転開始
中国広東核電集団有限公司(CGNPC)は8日、同国で14基目の原子炉となる嶺澳原子力発電所二期工事2号機(PWR、108万kW)(=写真)が営業運転を開始したと発表した。
同炉は今年5月3日に国内送電網に接続され、7月23日に定格出力に到達。初併入時には6月15日の営業運転開始を予定していたが、福島事故の影響等により延期されたと見られている。日中科学技術交流協会によると、中国では同事故後、運転中の14基で安全点検を実施し、すでに作業を完了。7月からは建設中の原子力プロジェクトについても実施しており、今月末に結論を出す予定である。また、認可申請中のプロジェクトは承認審査が中断されている。