米テネシー峡谷開発公社 ベルフォンテ1の建設再開へ

2011年8月25日

米国のテネシー峡谷開発公社(TVA)は18日、1980年代に建設作業を中止していたベルフォンテ原子力発電所1号機を完成させる判断を下した。3月の福島事故発生を受け、今春の最終決定は先送りしたものの、同社の理事会は一層クリーンなエネルギー社会を実現するための「統合資源計画(IRA)」を行動に移すには「クリーンで信頼性が高く、低コストな原子力が最良のオプション」と断言。2008年に建設再開したワッツバー2号機に続き、126万kWのPWRを2020年に完成させるため、49億ドルを投入する考えだ。


TVA保有の原子力設備および今後の開発ビジョン

(TVAのT.ギルゴアCEOの2011年6月の発表資料から)

米テネシー峡谷開発公社 ベルフォンテ1の建設再開へ