米国で新たな原子力発電所建設構想 ユタ州に2基・300万kW

2011年9月1日

米国で新たな原子力発電所の建設計画が明確な輪郭を持ち始めている。中西部・ユタ州を本拠地とするエネルギー基盤開発会社のブルー・キャッスル・ホールディング(BCH)社は8月19日、ブルーキャッスル原子力発電所プロジェクトの事前サイト許可(ESP)申請に向けて、過去6か月にわたる現地およびその他におけるサイト特性調査活動が大きく進展したと発表。同州経済の活性化等を狙い、鋭意、計画を進めていく方針だ。


同社が具体的に実施したのは?現地での気象データ収集?地下水特性のモニター等による水文学調査?地質工学的なコア試錐活動を含むサイト応答分析――など。これらを補足する現地外活動としては、地球生態系および水生生態系のデータ収集、地元の人口や経済的なパラメータを特徴づける人口学的・社会経済学的データの収集に焦点を合わせたとしている。