英国SSE社 原子炉新設計画から撤退

2011年9月29日

英国セラフィールドで最大360万kWの原子炉新設を計画しているイベルドローラ社とGDFスエズ社は23日、共に合弁事業体を形成していたスコティッシュ&サザン・エナジー(SSE)社が同計画から撤退したと発表した。

これにより、3社で分担保有していたニュー・ジェネレーション(ニュージェン)社の株式はイベルドローラ社とGDF社で折半することになるが、両社は「技術力や経験、知見などを過去数年間で適切に確保しつつある」として同計画の順調な進展を強調。今年の年末までに予備的なサイト特性評価を開始するため、9日に計画承認申請書を地元の審議会に提出したことを明らかにした。

また、SSE社の撤退によりニュージェン社の計画やスケジュールに影響が及ぶことはなく、23年にも新しい原子炉の営業運転を開始するため、2015年頃に最終投資決定を下す予定だとしている。